校長あいさつ

令和6年度飯塚市立庄内小学校第54回入学式

式辞

明るい春の日差しとともに、南から暖かな風が吹く気持ちのよい季節となりました。新緑の若葉が、今日の良き日をお祝いしてくれているかのようです。

本校の入学式にあたりまして、飯塚市教育委員会 学校給食課長 宮本 敏行
様をはじめ、来賓の皆様、保護者の皆様のご臨席を賜り、誠にありがとうございます。
81名の1年生の皆さん、ご入学おめでとうございます。今日からみなさんは、庄内小学校の1年生です。

みなさんが入学してくるのを、先生方や上級生のお兄さん、お姉さん、みんなが楽しみに待っていました。校長先生も、こうしてみなさんに会えて、とてもうれしく思います。
庄内小学校のお兄さん、お姉さん達は、みんなとても優しいです。そして、学校はとても楽しいところです。知らなかったことをたくさん学ぶことができます。 「今日は、どんなことがあるかな?」と、毎日、わくわくしながら通って、先生方やお友達と、たくさん勉強したり遊んだりしてください。
校長先生から1年生になったみなさんに、お願いしたいこと3つを「あ」「い」「う」ということばを使ってお話ししますのでよく聞いてください。
1つ目は「あ」です。あいさつを元気にしましょう。 庄内小のお兄さん、お姉さんたちは、あいさつがとても上手です。それでは、1回校長先生に続いて「おはようございます」を言ってみましょう。「おはようございます」(おはようございます。)
元気なあいさつですね。校長先生はうれしいです。「こんにちは」「さようなら」なども笑顔で元気にあいさつをしましょう。
2つ目は「い」です。命を大事にするということです。ご飯をしっかり食べ、たくさん運動し、よく眠って、病気に負けない強い体をつくってください。それから、交通事故にあわないように気をつけて生活しましょう。たった一つしかない大切な命です。自分でしっかり守れるようにしましょう。
3つ目は「う」です。「うきうき」した気分で、何事にもチャレンジしましょう。例えば、お友達となかよくすること。
お勉強や運動を頑張ること、たくさん本を読むことなどたくさんあります。うきうきした気分で何事にもチャレンジしてください。
校長先生の3つのお願い、できそうですか。
姿勢よく、お話が聞けて、とても立派でしたね。 次に、おうちの方にお話をしますので、少し待っていてくださいね。
保護者の皆様、本日はお子様のご入学、まことにおめでとうござい ます。ランドセルを背負って登校する姿をご覧になり、お喜びもひとしおのことと思います。本教職員一同、一人一人 のお子様に寄り添いながら、学校教育目標「未来を拓く力を身につけた『かしこく』『やさしく』『たくましい』子どもの育成」をかかげ、全力で教育活動に取り組んでまいります。そして何よりも、子どもの健やかな成長のためには、学校・家庭・地域が思いを共有し、ぞれぞれの役割を果たしながら、連携していくことが大切です。

保護者の皆様には、本校教育活動に対して、一層のご理解・ご協力を賜りますようお願いいたします。では、1年生の皆さん、明日から元気に登校するのを待っています。

令和6年4月11日
飯塚市立庄内小学校 校長 石坂 政次

令和6年度始業式のあいさつ文

先ほどは、転出・退職された先生方の紹介、そして新たに庄内小学校に赴任された先生方を紹介しました。新たな先生方と皆さんと一緒にこれまでの庄内小のよさをのばしつつよりよい学校をつくりましょう。
そこで、校長先生は、こんな話を聞きました。庄内地区に住んでいる方が「庄内小の子どもたちはよく挨拶をしますよ。あたたかい素敵な学校ですね。」と褒められました。校長先生も大変うれしくおもいます。
そんなあいさつが素晴らしい庄内小のみなさんに、さらにステップアップするミッションに取り組んで欲しいと思います。
授業の始まりのあいさつは次の①と②のどちらがよいと思いますか。
①お願いします。(言葉を言いながら礼)。
②お願いします。礼。(言葉が先、礼が後)
どうですか。①と②の違いがわかりますか。
正解は②です。
①は「ながら」あいさつです。
②は「はっきり」あいさつです。
なぜ、②のように「はっきり」あいさつをするのがよりよいかをお話しします。
「言葉が先、礼を後」にすることで、相手に自分の気持ちがよく伝わります。すると、相手も自分もよい気持ちになり、よりよい関係をつくることができるからです。
給食の「いただきます」や帰りの会の後の「さようなら」も同じことが言えます。

このように、「言葉が先、礼が後」の「はっきり」あいさつを習慣付けて、さらに庄内小学校を素敵な学校にしていきたいと思います。

飯塚市立庄内小学校
校長 石坂 政次

令和5年度 飯塚市立庄内小学校第54回卒業式

式辞

厳しかった冬の寒さも和らぎ、桜のつぼみも皆さんの卒業をお祝いするように膨らみ始めています。このよき日に飯塚市教育委員会 学校給食課長 宮本 敏行 様をはじめとして来賓の皆さまにご臨席を賜りますとともに、保護者の皆さまのご列席をいただき、ここに卒業証書授与式を挙行することができました。

卒業生はもとより私たち教職員にとりましても大きな喜びでございます。高いところからではありますが、ご臨席の皆さまに心よりお礼申し上げます。さて、卒業される108名の皆さん、ご卒業おめでとうございます。卒業証書を受け取る「凛とした姿」を見て改めて皆さんが過ごした6か年が充実した日々であったと感じます。

コロナが5類感染症になり、あらゆる行動が自主的な取組になりました。その甲斐もあり、異学年交流活動、運動会、6年生を送る会、児童会活動などは、先生とともに自分たちで作り上げるすばらしい取組になっていました。特に運動会は、最上級生として下級生をリードし、堂々とした演技を行った姿は頼もしいものでした。
皆さんが庄内小のために、行動することができた姿は「よき伝統」として下級生にずっと受け継がれていくと思います。

卒業する皆さんに、私から伝えたいことがあります。染織家 志村ふくみさんの話です。【出典 詩人 大岡 信 による】
(演題の下に隠していた実際に桜の皮で染めた桜色の布を取り出して全体に見せる)
これは、あるものを使って白い布を染めたものです。なにを使って染めたものだと思いますか。正解は「桜」です。
多くの皆さんは桜の花びらを集めて染めたものだと思ったでしょうが、実は、桜の花びらではありません。桜の皮です。これは桜が咲く少し前に、あの黒っぽいゴツゴツした桜の皮を削いでグツグツと煮たものです。するとこの桜色のエッセンスが染み出てくるのです。
桜の木は毎年3月下旬になると見事な花を咲かせますが、木の表面の変化はありません。だからといって桜の木が何も変化をしていないわけではありません。桜の木の内部で着実に花を咲かせる準備が行われています。花びらの桜色は、幹や、樹の皮、樹液、つまり、全身の桜色のうち、ほんの尖端だけ色づいたものです。
桜が木の内部で着実に花を咲かせる準備を行うように、皆さんもこれからの将来の夢に向かって、いろいろな経験をし、その準備をしてください。一日にして花を咲かせるような成功は難しいのですが、そのために日々努力していくことは、自分の経験となり内部に行き渡り成功につながります。
例え、上手くいかなかったとしても、それは無駄なことではなく、全身を色づかせる栄養になり必ず自分の力となります。皆さんがこれからの自分の花を咲かせていく過程を庄内小のみんなで応援しています。
さて、保護者の皆さま、本日は誠におめでとうございます。心よりお祝い申し上げますとともに、この6年間、さまざまなご協力をいただきましたことに、教職員一同を代表して厚く御礼申し上げます。
これから中学校という新しいステージでいろいろな試練もあるかもしれませんが、お子さまなの支えとなって欲しいと思います。
それでは、卒業生の皆さん、中学に行っても元気でがんばってください。皆さんの活躍と健闘を信じています。

令和6年3月18日
飯塚市立庄内小学校 校長 石坂 政次


令和5年度3学期始業式のあいさつ

皆さん新年あけましておめでとうございます。
さて、飛行場での事故、石川県付近の地震など新年から大変な思いをしている人もいます。今日、新しい年を庄内小のみなさんと元気に迎えられたことが本当に幸せなことで1日1日を大切に過ごしたいですね。
今年は、辰年です。「辰」は「十二支」のひとつであり、シンボルとして「竜/龍」があてがわれています。その龍は、天に昇っていく、「縁起がよいもの」と言われています。そのように、庄内小も1学期、2学期のよいところをさらに伸ばし、もう少し頑張りたいことは反省しながら前進したいと思っています。
2学期の終業式の時にみなさんに伝えてきた、「集会など人が大勢集まるときにお話しとお話しの間を静かに待てるようになりましょう」は今日の姿では、よく守れていますね。「さすが」です。引き続き頑張りましょう。
さて、3学期はまとめの学期です。これまで学習してきた学習内容を分からないままにせず、自信をもって進めるようにしっかりと復習してください。
例えば、2年生であれば九九名人です。6年生であれば、小学校6年間のまとめの学習です。このように、「一人一人にとってこれをしておかなければと思う課題をみつけ、実行し、できるようになった」ことを少しずつ増やしていきましょう。
では、みなさんにとってこの3学期が充実したものになることを期待して校長先生のお話を終わります。

令和6年1月10日
飯塚市立庄内小学校校長 石坂 政次

令和5年度2学期終業式あいさつ

庄内小学校のみなさん、おはようございます(間)。今日で2学期も最後の日となりました。少しだけまとめの話をします。
 さて、9月の運動会、11月の人権集会の行事などでは、練習の成果を発揮し、見事な演技や素敵な頑張りを見せてくれました。先頭に立って頑張った人、支えた人、一人一人の頑張りで行事が成功したと思っています。
 そして日ごろの学習も同じです。
さて、みなさんに2つ聞きます。
Q1 自分の得意な教科で調べたり、考えたり、発表したりして頑張ったと思う人は手をあげてください。
Q2 苦手な教科だけど、できるところから取り組んであきらめずに続けた人は手を挙げてください。
得意・不得意は誰にでもあると思いますが、昨日より今日、1学期より2学期、と少しずつでも伸ばしていけるといいですね。
1つだけ、校長先生が、みなさんはまだ頑張れるかなと思ったことがあります。それは、人権集会など人が集まる時に、発表と発表の間の時間、少し聞く態度が悪いときがあったことです。特に、人権集会は、人の考えや気持ちを聞いて、心を豊かにすることが、仲間を大切にする「人権」につながります。3学期にみんなが集まる集会はあります。次は、期待していいですか。
それではこれで校長先生のまとめの話を終わります。

令和5年12月22日
飯塚市立庄内小学校校長 石坂 政次

令和5年度2学期始業式あいさつ

庄内小学校のみなさん、こんにちは、2学期が始まりました。長い夏休みはどのように過ごしましたか。校長先生は、君たちの元気な姿をみることができて大変うれしく思います。1学期の終業式のときにお伝えした「規則正しく」「安全」「挑戦」は実行できたでしょうか。「安全」ついては、今日皆さんとこのように会えたことで、守れたと確信しています。
さて、2学期は、1年の中で一番長い学期です。学習や運動、行事など取組が数多くあり、集中できる学期です。この2学期をより充実したものにしてもらうために、3つ「あいさつ」「学習」「仲間づくり」についてお話しをします。
1つ目は、「あいさつ」です。皆さんは、よくあいさつをします。あいさつ運動をしていますが、元気よく返してくれる人が数多くいて気持ちがよいです。これまで以上に、気持ちよいあいさつを意識していきましょう。
2つ目は、「学習」です。学習では、自分の考えをもち、そして友だちに伝え合うことで、より学びを深めてほしいと思っています。
最後の3つ目は、「仲間づくり」です。二学期は、運動会や人権集会、体験活動など、色々な行事が数多くあります。その行事に向けて、学級や学年の仲間と上級生や下級生など一緒に活動することがあります。友だちと協力して活動する中でも、時にはぶつかったりすることもあるでしょう。そのようなときには、お互いに話し合い、目標達成のためによりよい方向を見つけ出してください。

2学期は「あいさつ」「学習」「仲間づくり」を意識して、2学期が楽しく「取り組んでよかった」という充実したものになるように皆で頑張りましょう。

令和5年9月1日
飯塚市立庄内小学校 校長 石坂 政次

令和5年度飯塚市立庄内小学校入学式

学校長式辞

春の穏やかな光の中で、校庭の草木は緑の芽を出しています。本日は、飯塚市教育委員会 学校給食課長 宮本 敏行 様、PTA会長 田之上 誠 様をはじめ、保護者の皆様のご臨席を賜り、令和5年度飯塚市立庄内小学校の入学式が挙行できますことを厚く御礼申し上げます。
笑顔の素敵な100名の1年生のみなさん、入学おめでとうございます。
みなさんが入学してくるのを、上級生のお兄さんお姉さん、そして先生方、学校中のみんなが待っていました。100名のみなさんが入学してきて、庄内小学校は全校児童数601名、先生48名で令和5年度がスタートします。今日は、庄内小学校の1年間の中で一番うれしい日です。
さて、みなさんの入学にあたり、校長先生が庄内小学校の1年生として頑張ってほしいことを2つお話しします。
1つめは、「大切な命」というお話です。自分の胸に手をあててごらんなさい。ドキッ、ドキッってしているでしょう。それはみなさんが生きている証拠です。その大切な命をなくさないために、交通事故に遭わないように自分の命をしっかり守ってください。特に横断歩道を渡るときに、信号が無くても、車がちゃんと止まってくれたのを確認してから渡るようにしましょう。
2つめは、「ありがとう」というお話です。これからお兄さんやお姉さんにいろいろなことを教えてもらうと思います。また、困っているときにお友達に助けてもらったりやさしくしてもらったりすることもあるでしょう。教えてもらったり、助けてもらったりしたときは、「ありがとう」を言える子になりましょう。「ありがとう」を言われると言われた人は「うれしい」気持ちになります。
今、校長先生の目を見つめ、しっかり話を聞いているみなさんなら、この2つのことが必ずできると思います。
では、おうちの方にお話ししますので、一年生の皆さんは静かに待っていてください。
保護者の皆様、本日は、お子様のご入学誠におめでとうございます。

いよいよ今日から学校生活が始まります。ぜひ、毎朝お子さんを励まし、元気に送り出してください。子どもたちは、それぞれが宝石の原石のような存在であり、無限の可能性を秘めております。小学校は、子どもたちが自分でできることを増やしていく場でもあります。ご家庭でも自立の過程の見守りをお願いします。教職員一同、心を込めて、一人一人のよさや可能性を引き出し輝かせていけるよう、全力で取り組んでまいります。ご協力をお願いすることも多々あるかと思いますが、どうぞ共によろしくお願い申し上げます。

さあ、お待たせしました。新一年生のみなさん、今日はとても静かにお話を聞くことができましたね。みなさんが楽しい学校生活を送れるように庄内小学校のみんなで応援しています。

令和5年4月11日
飯塚市立庄内小学校 校長 石坂 政次

令和4年度学年末修了式のあいさつ

みなさんおはようございます。
今、皆さんの代表に修了証書を渡しました。この一年間先生や友だちと一緒にたくさんのことにチャレンジして成長しましたね。
この1年間、朝は朝活で音読や100マス計算で基礎学力をつけましたね。9月の合同学年体育では、キビキビした姿を見せてくれました。特に、3月のお別れ集会では、練習も大変だったでしょう。6年生に「ありがとう」気持ちが伝わる素晴らしいものでした。
4月からは次の学年に進みます。
例えば
1年生は2年生になり、新1年生が入学してきて、お兄さんお姉さんになります。
5年生は6年生になり、最上級生として庄内小学校を引っ張っていきます。
さあ、明日からは春休みです。休みの期間は短いですが、1つ上の学年に進む準備をしてください。
そのために、3つのお願いをします。
1つ目は、規則正しい生活をすることです。
朝はきちんと起きる。夜はいつも通りの時間に寝る。ゲームをしたりテレビを見たりする時間を決めてメリハリをつけて規則正しい生活を送って下さい。
2つ目は、勉強です。
宿題をしていく中で、これまで学んだことを振り返りましょう。苦手だったことが少しできるようになると自身につながります。自分で課題を見つける自学もいいですね。
最後の3つ目は、安全に気をつけることです。
交通ルールやマナーを守ってケガがないように過ごして下さい。

それでは、4月6日の始業式に元気な姿で会いましょう。
校門での朝のあいさつを楽しみにしています。
これで、校長先生のお話を終わります。

令和5年3月23日
飯塚市立庄内小学校 校長 石坂 政次

令和4年度 飯塚市立庄内小学校第53回卒業式

式辞

うららかな春の日差しを浴び、桜のつぼみも皆さんの卒業をお祝いするように膨らみ始めています。
 希望と喜びに溢れる今日の良き日に、飯塚市教育委員会 学校給食課長 宮本敏行様、PTA会長 田之上 誠様にご臨席を賜りますとともに、保護者の皆様のご列席をいただき、ここに飯塚市立庄内小学校 令和4年度 卒業証書授与式を挙行することができました。 卒業生はもとより私たち教職員にとりましても大きな喜びでございます。高いところからではありますが、ご臨席の皆様に心よりお礼申し上げます。
 
さて、本日6年間小学校課程を修了し、この歴史と伝統のある庄内小学校を巣立ちゆく112名の卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
君たちは、この庄内小学校で、最高学年として、全校児童を引っ張ってくれました。
例えば4月の歓迎遠足では、新1年生の手をとり綱分八幡宮まで連れて行ってくれました。手をつないだ時の君たちの手の温もりややさしい言葉かけは、新1年生にとって、安心し、嬉しかったことでしょう。
5月、長崎修学旅行で学んだ平和の大切さを各学級でまとめ、下級生にビデオメッセージで伝えていました。分かりやすく堂々とした発表で君たちの平和を願う想いが伝わるものでした。
9月、合同学年体育においては、係の仕事等で前日の準備、当日は、開会式から閉会式まで各学年の演技進行を助けてくれました。
そして、この1年間、学年目標の「凡事徹底」を貫き通し、たのもしい6年生でした。
そのような皆さんにお祝いのメッセージとして「続けることの大切さ」について「熱男」のフレーズで有名な前ソフトバンクホークスの「マッチ」こと松田宣浩(まつだ のぶひろ)選手を例に挙げながら説明します。
 当初「熱男」のフレーズは、2015年のチームスローガンでした。チームスローガンを浸透させるために、当時の選手会長として、声を出し始めたのがきっかけでした。
「熱男」の意味は、「どんなときも決してあきらめず、前向きに情熱的に突き進む。今の自分に満足することなく、向上心と探究心を持ちつづけ、笑顔で、元気よく、熱く、突き進む!」だそうです。その「熱男」を毎年自分自身のホームランパフォーマンスとして浸透させてきました。この3年間コロナ禍のマスク生活時では、声を出さないポーズだけのサイレント「熱男」を工夫して続けていきました。時には自分のプレーが思い通りにならない不調の時もあったと思います。それでも常にベンチで声を出し続け、選手やファンを勇気づけながらホークスで17年間継続していきました。
このように自分が「信じていることを続ける」ことはすごいことです。松田選手のように、継続することで、自分自身も自信がもて、周りも認めてくれるようになります。
 さて、君たちも、4月からは新天地、中学校というステージに上がります。

今、君たちが大切にしていることは何ですか。
例えば、庄内小学校で学んだ、「命」「学習」「スポーツ」「仲間」など、数多くあります。
自分自身が特に「大切にしたい」と思うものは、これからもこだわり継続して欲しいと思っています。
しかし、時と場合によっては、それが周りの方に理解されない場合もあります。そのような時には、松田選手の例でもあげた「サイレント熱男」のように、時と場所を考え工夫することが大切です。例えば、急がず時間を少し空けたり、別の角度からアプローチをしたり、何よりも信頼する大人や友達に意見を求めたりと色々と工夫を重ね、続けていってください。
さて、保護者の皆様。お子様のご卒業本当におめでとうございます。また、この6年間本校に寄せていただいたご理解、ご支援に対して、教職員を代表しまして厚くお礼申し上げます。
お子さまが素晴らしい中学校生活を送られますことを、庄内小学校教職員一同心よりお祈りいたしております。
最後に、卒業生の皆さんの今後一層の活躍を期待し、式辞といたします。
                     
令和5年 3月16日
飯塚市立庄内小学校 校長 石坂 政次

3学期始業式のあいさつ


皆さん新年あけましておめでとうございます。(間)楽しい冬休みはどのように過ごしましたか。
2学期の終業式で校長先生が伝えていた3つの約束を覚えていますか?
1つ目は「朝は自分で起きること」でした。冬休みでも自分で起きることができた人?(間)偉いですね。
2つ目は「道路での飛び出しや悪ふさげは絶対にしないこと」でした。守れた人?(間)自分の命を大切にできましたね。
3つ目は「感染予防でした」「人が集まるところでは、マスクを鼻までかくして付ける。こまめに手洗いや消毒をするなど」でした。守れた人?(間)

たくさんの人が約束を覚えていて守ってくれたのがうれしいです。これからもぜひ続けてください。
さて、3学期がはじまりました。3学期は、まとめの学期と言われています。これまで、1年間学習してきた学習内容をしっかりと自分のものにしてください。また、あいさつ、掃除、親切など自分や周りの人が気持ちよくなる行動を心掛け、友達や先生方と協力して、元気な庄内小学校をつくっていきましょう。
4月からは皆さんは、それぞれ学年が一つ進級します。4月から自信をもってスタートを切ることが出来るように、そして、次の学年にスムーズに移行できるようにするまとめの期間を大事にすごして下さい。
最後に、「う」「さ」「ぎ」の3文字にちなんで皆さんに期待することをお伝えします。
うさぎの「う」…何事にも「ウ」キ「ウ」キ してチャレンジし、
うさぎの「さ」…「さ」らに大きく飛躍(成長)できるように
うさぎの「ぎ」…「ギ」アを上げて行きましょう。ギアって分かりますか。自転車にのってスピードを上げるとき、ギアを切り替えます。そのギアのことです。
繰り返します。「ウ」キウキ、「さ」らに飛躍し、「ギ」アを上げて行きましょう。
以上で校長先生の話を終わります。
令和5年1月10日
飯塚市立庄内小学校 校長 石坂 政次

2学期始業式あいさつ


庄内小学校のみなさん、おはようございます。
2学期が始まりました。長い夏休みはどのように過ごしましたか。校長先生は、君たちの元気な姿をみることができて大変うれしく思います。
1学期の終業式のときにお伝えした「生活のリズム」「命を大切に」「お手伝い」は実行できたでしょうか。命を大切については、今日皆さんとこのように会えたことで、守れたと確信しています。
さて、2学期は、1年の中で一番長い学期です。学習や運動、行事など取組が数多くあり、集中できる学期です。この2学期をより充実したものにしてもらうために、3つ「コロナ」「めあて」「感謝」をお願いします。
1つは、コロナ感染症対策です。皆さんの周りでも、十分な感染対策をしていても自分自身がコロナに罹ったり、おうちの人が罹ったりすることは、珍しいことではなくなりました。「Withコロナ」の時機になってきました。つまり、上手にコロナに付き合っていく時機になりました。しかし、みなさんがやるべきことは、「感染対策」と「罹った人への思いやり」はかわりません。マスク、手洗い、うがい、そして久しぶりに学校に出てきたお友達にはやさしいことばかけをしましょう。しかし、熱中症対策の観点から、運動時や屋外での登下校時はマスクをはずすということを知っておいてください。
2つは、2学期のめあての実行です。学習面、生活面の目標を決めたことでしょう。その目標達成のために、努力をしてください。庄内小学校の学校の教育目標には、「かしこく」「やさしく」「たくましい」子どもになってほしいという願いがあります。それを受けて、皆さんの学級では、1学期に学級目標を決めていると思います。教室の前や後ろの壁に貼ってある学級もあると思います。確認してみましょう。(時間をあげます。)
さて、みんなで決めた学級目標を達成するために、まず、一人ひとりが決めた2学期のめあて、学習面、生活面の実行をよろしくお願いします。
最後の3つは、感謝です。例えば、学校の緑や環境整備は、小畑先生、橋垣先生、先生方の調整や行事、教育課程、学習は、矢野教頭先生、主幹教諭の井上先生、野畠先生、給食は、杉山先生と調理員さん、図書室は、嶋田先生。ケガの治療は扇先生。皆さんの過ごす教室や廊下の環境は、担任の先生方等で整えられています。そして、毎日、学校にきて楽しく、学べるのは、お友達のおかげもあります。うれしいことや素敵だなと思ったときには、素直に「ありがとう」を言うことができるとよいですね。
では、2学期が充実したものになるように皆で頑張りましょう。
以上で、校長先生の話を終わります。


令和4年9月1日
飯塚市立庄内小学校 校長 石坂 政次

終業式に向けて

みなさんこんにちは。

1学期は、1年生は初めての小学校、2年生から6年生は新たに進級しました。皆さんは勉強、スポーツ、仲間づくりによく頑張りました。これから9月1日の始業式までの42日間の夏休みに入ります。そこで、皆さんに取り組んでほしいことを3つ「生活」「命」「手伝い」というキーワードでお伝えします。

まず、1つ目は、「生活のリズム」についてです。夏休みに入ると学校に来ない日が多くなります。すると、朝遅くまで寝ていたり、夜遅くまで夜深したりする可能性が出てきます。(間)夏休みであっても早寝・早起き・朝ご飯のように規則正しい生活をしてください。

次の2つ目は、「命を大切にする」ことです。夏休みは色々なところに出かけて遊んだりします。危険だと思うところには近づかない、海や山など遊ぶときには、必ず大人の人と一緒に行動してください。

最後の3つは、「お手伝い」です。日頃、家庭でしていないお手伝いを夏休みの機会に一つでもしてください。家族の一員として役割を果たすことは大切です。
では、9月1日(木)2学期始業式には、皆さんの元気な姿に会えることを楽しみにして校長先生の話を終わります。
令和4年7月20日
飯塚市立庄内小学校 校長 石坂 政次

令和4年度飯塚市立庄内小学校

学校長式辞


校庭の花壇の花が色とりどりに咲き誇り、新1年生の入学を祝っているかのようです。

本校の入学式の開催にあたりまして、飯塚市教育委員会 学校教育課 課長 桑原昭佳 様をはじめ、保護者の皆様のご臨席を賜り、誠にありがとうございます。
新1年生のみなさんご入学おめでとうございます。今日から皆さんは、庄内小学校の1年生です。先生たちは、皆さ校庭の花壇の花が色とりどりに咲き誇り、新1年生の入学を祝っているかのようです。  新1年生のみなさんご入学おめでとうございます。今日から皆さんは、庄内小学校の1年生です。先生たちは、皆さんが入学してくるのを、「ずっと」楽しみに待っていました。
この庄内小学校は、みなさんが勉強したり、運動したり、お友達といっぱい遊んだりできる、とても楽しい学校です。

そこでもっともっと楽しい学校にしていくために、みなさんに頑張ってほしいことをお話します。

まだお勉強をしていないとは思いますがこの字は何ですか?
そうですね。よく知っていますね。すごいですね。「あ」ですね。
3つの「あ」がきちんとできる子になりましょう。

一つ目の「あ」は、あいさつです。「おはようございます。」「こんにちは」「さようなら」などの『元気よくあいさつできる子』になりましょう。あいさつをするときは、あいての顔をきちんと見て「にこっ」としてごあいさつできるといい気持ちになります。

二つ目の「あ」はありがとうです。これからお兄さんやお姉さんにいろいろなことを教えてもらうと思います。また、困っているときにお友達に助けてもらったりやさしくしてもらったりすることもあるでしょう。教えてもらったり、助けてもらったりしたときは、『ありがとう』が言える子になりましょう。

三つ目の「あ」は後始末の「あ」です。庄内小学校のみんなは物を大切にします。皆さんが借りたり使ったりしたものはもとの位置に戻しましょう。
また、筆箱や教科書、ノートなど自分のものをきちんと片付けることも大切です。
きちんとあとしまつができる子になりましょう。

この3つの「あ」をしっかり頑張って、立派な小学校1年生になってください。

では、おうちの方にお話ししますので、一年生の皆さんは静かに待っていてください。

保護者の皆様、お子様のご入学おめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。

今日まで、慈しみ、育んで来られました、お子様の学校生活初日の姿に感慨もひとしおのことと存じます。

小学校の6年間は、お子様が立派な大人に成長していく上で、基礎を築く大切な時期でもあります。学力をしっかりつけ、これからの時代に対応できる力を身につけねばなりません。「学力」と「豊かな心」と「健やかな健康」のバランスとれたお子様の成長のために、全職員で力を合わせて教育にあたってまいります。

そのためには、保護者の皆様のご理解とご協力が必要でございます。
ご心配な点がございましたら、ご遠慮なくご相談ください。保護者と学校とが、それぞれの役割を果たしながら、ともに手を携えて子どもたちをよりよく育てて参りたいたいと思います。よろしくお願いします。

さあ、お待たせしました。新一年生のみなさん、今日はとても静かにお話を聞くことができましたね。
みなさんが楽しい学校生活を送れるように庄内小学校のみんなで応援しています。

これで校長先生のお話を終わります。

令和4年4月11日
飯塚市立庄内小学校 校長 石坂 政次

令和4年度1学期始業式あいさつ


庄内小学校のみなさん、はじめまして校長の石坂です。この1年間よろしくお願いします。
さて、庄内小学校のみなさん進級おめでとうございます。
みなさんと先生方と一緒に庄内小学校を今まで以上に明るく、楽しく、みんなが安心してすごすことができる学校にしましょう。
今年1年間のみなさんの目標にしてほしいことを「しょうない」ということばでお話しします。

しょうないの「し」しっかり先生や友達の話を聴きましょう。

しょうないの「よ」よく学び、よく遊び、健康でかしこくなりましょう。

しょうないの「う」 何事もうきうきするように、色々なことに興味をもちましょう。

しょうないの「な」なかよく友達とすごしましょう 。

しょうないの「い」いきいきした学校生活をおくることができるようにしましょう。

例えば、「朝の元気なあいさつ」から、みなさんのやる気に満ちたいきいきとした姿をみつけることが出来ました。
最後に、この1年間いっしょに頑張りましょう。

令和4年4月5日
飯塚市立庄内小学校 校長 石坂 政次

令和3年度修了式 式辞
令和4年3月24日


修了式式辞


庄内小学校のみなさん、おはようございます。今日は、修了式です。1学期、2学期の最後の日に行った終業式とは違います。
このあと、みなさんが担任の先生方からいただく通知表「のびる子」の裏面には、校長先生が「今の学年のお勉強が全部終わりました」ということを証明しています。間違いありませんね。証明して大丈夫ですね。
3学期は、今まで習った勉強の復習がしっかりできましたか。次の学年に上がる心構えはできましたか。




今から2年前、令和2年3月2日の新型コロナウイルス感染症対策による一斉臨時休校から2年が経ちました。
この感染症のために、すでに世界中で、600万人以上の方が亡くなられました。日本でも、2万6千人以上の方が亡くなられました。




この写真は、ブラジル サンパウロにある施設に入居している85歳の女性が、5か月ぶりにプラスチックのカーテン越しに看護師さんに抱きしめられている様子です。
全世界じゅうで、施設に入居しているお年寄りや病気で入院している子どもたちは、長い間、家族とすら面会できなくなっている状況が続いたことでしょう。つらくて、悲しくて、家族に会いたくて、毎日枕をぬらす日々が続いたことでしょう。
みなさんの中にも、家族に会えない、学校に行きたくても行くことができない、家から出ることができない日々を経験した人がたくさんいましたね。つらかったことでしょう。


この施設では、コロナ禍で人との接触ができなくなり、悲しんでいる入居者と家族・看護師さんが抱き合えるように、ある発明をしたのです。
それが、この「ハグ カーテン」です。カーテンには入居者と家族それぞれ腕を入れるための穴が取り付けられており、カーテン越しとはいえ、新型コロナウイルスにより長い間不可能だったハグを交わすことができるようになったのです。みんなどれだけうれしかったことでしょう。


コロナは、わたしたちにたくさんの苦しみや悲しみをもたらしました。でもそれだけではありません。この写真には、希望という前向きなメッセージがあります。新型コロナウイルスと闘っている人間の絆、温もり、愛、やさしさ、思いやりが表れていて、人々に勇気を与えます。
ウクライナ、アフガニスタン、シリア、ロヒンギャ、トンガなど、世界中には、今も戦争や自然災害で苦しんでいる子どもたちがたくさんいます。どうか、みなさんもどんなにつらく困難な状況であっても、お互いにはげましあいましょう。みんなで助け合いましょう。
思いやりをもって、友だちや家族、周りの人々に愛情とやさしさ、勇気を与えることができる人になってください。そうすれば、あなたもあなたの周りの人もみんなが幸せになれます。


あと数日でみなさんは1つ上の学年になります。家族を大切にすること、友だちを大切にすることを忘れずにいてください。


そして、しっかりきいて  よくまなぶ  うきうき  なかよし いきいき庄内小を目指して、強い情熱で挑戦を続けてください。がんばってください。応援しています。
 
以上で校長先生の話を終わります。                       

令和4年3月24日
飯塚市立庄内小学校   校長 桑原 昭佳

令和3年度卒業式式辞
 
春です。希望の春です。旅立ちの春です。別れの春です。出会いの春です。庄内小学校6年生のみなさんの卒業をお祝いする春です。

令和4年3月17日、ここに、飯塚市教育委員会 文化財保護推進室長 高橋 宏輔(たかはし こうすけ)様のご臨席を賜(たまわ)り,令和3年度第52回卒業式を挙行できますことに心から感謝申し上げます。
さて、卒業される98名の皆様、ご卒業おめでとうございます。
あなたたちは、とても頼りになるお兄さん、お姉さんでした。
在校生のあこがれの的、やさしく、かしこく、たくましい6年生でした。5年生をはじめ在校生は、「自分も6年生のお兄さん、お姉さんのようになりたい」「6年生になったらみんなの役に立ちたい」と思っていました。
みなさん、庄内小学校のリーダーとして、素晴らしい庄内小学校をつくってくださいました。ありがとうございます。

この写真は、1896年、今から126年前、アテネで開かれた
第1回オリンピック競技大会 男子100メートル走のスタート
直前のようすです。そのころは、まだスタート姿勢の研究が進んでおらず、どの選手も思い思いバラバラの姿勢でスタートしていた時代です。スタンディングスタートの選手や、その状態から極端に腰を落とした選手、地点に打ち付けてある杭をつかむ選手など、個性的なスタート姿勢がありました。
そのとき、会場のあちらこちらからこんな声が聞こえてきました。
「第2コースのアメリカの選手を見てみろ。何だ、あのスタートは?」
「両手を地面についたぞ!」
「あんなおかしな格好から走り始めたらスタートがおくれてしまうだろうな。」
アメリカ代表のトーマス・バーグは、これまで大きな大会では誰も挑戦したことがない、両手を地面につけたクラウチングスタートの姿勢を取ったのです。バーグは、それほど注目される選手ではありませんでしたが、この大会の100mと400mで優勝を勝ち取り、観衆に大きな衝撃を与えました。
「100m走では、立ったままのスタンディングスタートが絶対に速いはず」
「姿勢を低くしてしゃがんで、両手をついたスタート姿勢でスタートすればタイムが遅くなるに決まっている」という当時の常識を覆したのです。
「変なスタートだな。」と笑われたことでしょう。
「何を考えているんだ。信じられない。」とばかにされたことでしょう。しかし、バーグは、「絶対にこのスタートのほうが速くなる。わたしは絶対に優勝するのだ。」という強い情熱で挑戦を続け、研究と練習を重ね、優勝したのです。
簡単な優勝ではなかったはずです。きっと何度も何度も失敗したはずです。「もうあきらめよう」とくじけそうになったこともあったでしょう。自分のためだけならば、早々にあきらめていたかもしれません。バーグは、愛する家族のため、祖国のために挑戦を続けたのでしょう。
一人きりで立ち向かう挑戦ではなかったはずです。バーグの成功を願って協力してくれる仲間がたくさんいたはずです。
最初は奇妙に見えたクラウチングスタートは、やがて世の中の常識となり、人々のあたりまえになっていきました。

これから皆さんは、新たなフィールドに羽ばたいていきます。
バーグのように新しいことに挑戦すること、新たなものを創り出すことは、大変な勇気がいることです。みなさん、世の中を変えるチャレンジャーになってください。
一人の力では何もできません。友だちと力を合わせましょう。
父、母、祖父母や友だちを大切にしてください。自分のためだけではなく、あなたにとって大切な愛する人のため、友だちの幸せのために全力を尽くしてください。

保護者の皆様、本日は、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。我が子の立派に成長した姿に、感慨もひとしおのことと思います。
これからの中学校生活では、色々な試練もあるかもしれません。お子様の心の支えとなり親子で乗り越えていってほしいと願っています。

さあ、6年生の皆さん、何事も自分から一生懸命取り組む姿勢をわすれないように、自分の夢の実現に向けて挑戦を続けてください。
目の前の小さな目標を一つ一つ達成していくことで、いつか大きな夢にたどりつきます。どうか幸せな人生を歩んでください。
       
みなさんの中学校での活躍をお祈りして式辞といたします。
令和4年3月17日
飯塚市立庄内小学校 校長 桑原 昭佳



3学期始業式のあいさつ


庄内小学校のみなさん、あけましておめでとうございます。
令和4年は寅年です。そして、令和3年度の3学期が始まります。
今年の目標は立てましたか。
1か月後の2月4日から北京オリンピックが始まります。さらにそのひと月後の3月4日、私の55回目の誕生日からパラリンピックが始まります。
フィギアスケートでは、2大会連続金メダルの羽生結弦(はにゅう ゆずる)選手が、男子シングルでは1928年以来、94年ぶりの五輪3連覇という、新たな伝説を刻むために、北京オリンピックに臨みます。
羽生選手がこの4年間、口癖のように繰り返した言葉があります。
「自分の限界に挑みたい」
羽生選手は、これまで誰も成功したことがない、クワッドアクセル(4回転半ジャンプ)の成功をひたすら追い続けて挑戦を続けています。
12月の全日本選手権では、完璧な4回転半ジャンプとはなりませんでしたが、羽生選手は、こう言っています。
「やっぱり挑戦することに生きている。失敗しても、またそこから強くなろうということに情熱を注いでいる」
何度失敗しても、強い情熱で挑戦を続けることが大切だということです。
では、情熱を燃やし続けるにはどうすればよいのでしょうか。
「なぜ?」「どうして?」「もっと知りたい」「もっとできるようになるにはどうすればよいのか?」と好奇心を持ち続けること。これこそが情熱を燃やすためのテクニックです。
羽生選手は、「4回転半を決めたいという思いが一番強い」。「3連覇の権利を有しているのは、僕しかいない」「どうすれば成功できるのだろうか。」と強い情熱を燃やして、北京オリンピックでのクワッドアクセルの成功を目指して挑戦を続けています。
みなさんには、是非、この3学期に今まで習った勉強の復習をし、学年が上がるという心構えや新しい目標を持ってほしいと思います。羽生選手のように強い情熱を燃やして、挑戦を続けてください。
たとえば、「全部のテストで90点以上をとる」「大きな声であいさつができるようにしよう」「友達と仲良くしよう」「たくさん本を読もう」など、なんでもいいのです。
なにか目標を決めて生活してみてください。
今までより一回りも二回りも立派なお兄さん、お姉さんになれるよう、貴重な3学期を送ってください。
そして、しっかりきいて  よくまなぶ  うきうき  なかよし  いきいき庄内小
を目指してがんばりましょう。

以上で校長先生の話を終わります。

2学期終業式あいさつ

庄内小学校のみなさん、おはようございます。2学期の最終日です。2つの話をします。
まず、1つ目です。2学期の始業式で私が話したことを覚えていますね。2学期は全力で挑戦できましたか。挑戦したことを振り返ってみましょう。何に挑戦しましたか。
10月の遠足、11月の合同学年体育などたくさんの行事がありました。クラスのみんなと協力して楽しい思い出にすることができましたね。みなさんは「目標に向かって全力で力を合わせてがんばった」という経験をしました。とても大切な経験です。この経験をいつまでも覚えていてください。
日頃の生活でもたくさん挑戦できましたね。「かけ算九九名人になった。」「百ます計算の引き算タイム、1分30秒を切った。」「毎朝階段に立ち、全校のみんなと先生方にあいさつをした。」「図書室で本を240冊以上借りて嶋田先生から読書チャンピオンの称号をいただいた。」「実行委員として修学旅行を成功させた。」「字が上手にかけるように練習をがんばった」「練習を続けてボールを強く、遠くに投げられるようになった。」「すすんで発言ができた。」「2重跳びが100回できるようになった。」「ALTの先生と英語ですらすら話せた。」「人の悪口は言わなかった。」「友だちがいじめられていたときに勇気を出して助けた。」「どこよりも美しくなるように掃除を丁寧にやった。」「学校に遅刻しないように自分で起きた。」など、まだまだたくさんあるでしょう。不可能の反対は可能ではなく、挑戦です。できるようになるまで全力でがんばった自分に自信をもちましょう。挑戦に失敗した人は、決してあきらめてはいけません。何度でも挑戦しましょう。
2つ目は冬休みについてです。校長先生との約束は3つです。必ず守ります。
約束1は、朝は自分で早起きする、です。夜は早く寝る、です。規則正しい生活をする、です。
約束2は、交通事故や水の事故にあわない、です。一つの事故もなく、みんなが元気に新学期を迎えましょう。
約束3は、冬休みにしかできないことをやってみる、です。例えば、大掃除、おせち料理作りの手伝い、親戚へのあいさつ、初詣、お正月遊びなど、短い休みですが冬休みにしかできないことはたくさんあります。どんなことでもかまいません。学校生活の中ではなかなか経験できないことなので、自分で目標を決めてやってみましょう。
次に皆さんに会えるのは、令和4年1月11日(火)です。干支も変わって寅年になっています。
3学期の始業式には、元気なみなさんに会えることを楽しみにしています。
これで校長先生のお話は終わります。

2学期始業式あいさつ

庄内小学校のみなさん、おはようございます。今日から全力で挑戦する2学期のスタートです。校長先生は、始業式で皆さんの元気な姿、輝く瞳に会うことができないのが、大変残念です。あとで教室に皆さんに会いに行きます。待っていてください。
庄内小学校の先生方や校舎も校庭もみなさんが学校に戻ってくるのを首を長くして待っていました。美しい校舎、廊下や階段、花壇の整美は、小畑先生、橋垣先生のおかげです。給食の武田先生、調理員さんたちも、調理場や食器をピカピカにして、3日から始まる給食の準備をしています。図書室の嶋田先生も夏休みの間に図書室をきれいにして、新しい本と一緒にみなさんが来るのを楽しみにしています。たくさんの感謝の気持ちを伝えましょう。先生たちも、楽しく分かりやすい授業をするための準備をしています。タブレットを使ったオンライン学習の準備も進めておられます。
全国、福岡県、そして飯塚市でもまだまだ感染が収まりそうにありません。飯塚市の小中学校では、9月10日まで短縮授業になりました。感染力の強い変異株(デルタ株)の拡大により、感染者数が増加し、学校におけるクラスターも数多く報告されています。でももう少しの辛抱です。みんなで力を合わせて頑張りましょう。2学期も三密をさけ、マスクの着用、こまめな手洗い、うがいを欠かさずに行い感染症に負けない元気な庄内っ子で過ごしてください。
学校での感染拡大防止のために、みなさんに絶対に守ってほしいことがあります。皆さん自身に発熱や喉の痛みなどの風邪の症状があるときはもちろん、いっしょにすんでいる家族に風邪の症状がある場合は、お休みしてください。欠席にはなりません。
そして、今この瞬間も、病気で苦しんでいる方、その方々を支えるために懸命にがんばっているお医者さんや看護師さん、保健所の方がたくさんいらっしゃいます。みなさんは、苦しんでいる人を決して心ない言葉や行動で悲しませるようなことをしてはなりません。みなさんがしなければならないことは、全力であたたかく受け入れ、お互いにはげましあうことです。みんなで助け合いましょう。
そうすれば、今度自分が苦しんでいるときは、周りのみんなが必ず助けてくれます。
さて、今年の夏休みは、目標達成のために、自分自身の弱い心に負けず、将来の自分から感謝されるような過ごし方ができましたか。有意義な夏休みでしたか。
さあ、いよいよ2学期の勉強が始まります。2学期は、一番長く、合同学年体育や修学旅行をはじめ、たくさんの行事を予定しています。たくさんの「こんなことに挑戦したい」「こんな人になりたい」を目標にして、全力で挑戦してください。
たとえば、「かけ算九九をがんばりたい」「百ます計算の引き算タイム、1分30秒を切りたい」「本をいっぱい読みたい」「経験したことがない係、リーダーになりたい。」「字が上手にかけるように練習をがんばりたい」「ボールをもっと強く、もっと遠くに投げられるようになりたい」「すすんで発言ができるようになりたい」「2重跳びができるようになりたい」「英語ですらすら話したい」「人にやさしくしたい」「友だちがいじめられていたら助けたい」などなど、たくさんの「したい」「なりたい」を見つけて、全力で挑戦してください。
不可能の反対は可能ではなく、挑戦です。できるまで全力でがんばりましょう。失敗してもかまいません。失敗しても失敗しても何度でも挑戦することで、何倍も強くなれます。先生の話をよく聞き、友達と協力しながら、「したい」「なりたい」に挑戦する2学期にしてください。これで校長先生の話を終わります。


1学期終業式あいさつ

1学期最初で最後の全校そろっての朝のあいさつです。元気なあいさつを聞かせてください。庄内小学校のみなさん、おはようございます。
明日から42日間の夏休みです。今から3つのことをお話しします。校長先生と約束してください。担任の先生に誓ってください。

一つ目、「自分の命は自分で守る」 交通事故・水の事故には十分注意です。絶対に飛び出しや2人乗りをしてはいけません。池や川、海で危険な行為はしてはいけません。熱中症にも気を付けてください。命を守るためにもうひとつ大切なことがありました。言葉巧みに近寄ってくる知らない人についていってはいけません。危険な場所には近寄らないようにします。遊びに行くときは、誰とどこに行き、何時に帰ってくるのか、お家の人にちゃんと伝えましょう。
二つ目、「規則正しい生活をする」 「早寝・早起き・朝ごはん」を守り、規則正しい生活をしてください。夜更かしはもってのほかです。あなたたちも先生方も2学期に幸せな日々を送ることができなくなります。法を破る行為をして家族を悲しませてはなりません。
三つ目、「自分の立てた目標を必ず達成する」 校長先生が4月5日の始業式で話したことを覚えていますか。「全力でやり抜こう」「友達のためになることをしよう」「やさしい人になろう」です。途中であきらめずに全力で頑張りましたか。自分勝手な行動やことばでみんなを困らせませんでしたか。友だちや周りの人にやさしくできましたか。友だちをたたいたり、蹴ったりしませんでしたか。言葉の暴力で傷つけたりしませんでしたか。もしも、達成できなかった人がいたら、2学期は必ず達成してください.

明日からの夏休みも、自分の立てた目標を必ず達成してください。メジャーリーガーの大谷翔平は、自分の将来の夢の実現のために、81の目標を立てて、今でも「ごみ拾い」「あいさつ」「仲間を思いやる心」「礼儀正しく」「リスト強化」などを欠かさず実践しています。先日のオールスターゲームでベンチ前やベース上でごみを拾ってポケットに入れる姿を見た人もたくさんいることでしょう。日々の小さな努力の積み重ねが今の姿をつくり上げているのです。

さあ、庄内小学校のみなさん、明日からの42日間は、目標達成のために、自分自身の弱い心に負けず,将来の自分から感謝されるような過ごし方をしてください。そして,612名全員が「有意義な夏休みだった!」と言って2学期に再会できることを期待して,1学期終業式のあいさつとします。

始業式あいさつ

庄内小学校のみなさん、進級おめでとうございます。新しい学年がスタートする今日は、今年1年間の目標にしてほしいことを3つお話します。
①国語でも、算数でも、体育でも、掃除でも、遊びでも、全力でやり抜く人になってください。
②ホンのわずかなことでもかまいません。友だちや周りの人のためになること、友だちや周りのひとが幸せになることができる人になってください。
③友だちや周りの人を傷つけないやさしい人になってください。
庄内小学校のみなさんがこの3つのことをやり抜くことができれば、必ずみんなが幸せになる学校になります。
今日は始業式にあたって、校長先生から、「全力でやり抜こう」「友達のためになることをしよう」「やさしい人になろう」この3つのお話をしました。1年間いっしょに頑張りましょう。

第51回庄内小学校入学式式辞

94名の新入生の皆さん 入学おめでとうございます。(ありがとうございます。)とてもじょうずにお礼を言うことができましたね、すばらしいです。
今、みなさんは校長先生の目を見て、お話をきちんと聞いていますね。
これからも、いろんな先生のお話を今のように聞くことができたら、学校のお勉強がどんどんわかるようになります。

今日からみなさんは飯塚市立庄内小学校の1年生です。庄内小学校の先生、上級生のお兄さんやお姉さんたちは、皆さんの入学を楽しみに待っていました。

さて、今日は、1年生のみなさんに明日からがんばってほしいことを3つお話します。
1つ目は、時間をまもる、ということです。チャイムがなる少し前に席について、お勉強の準備をしてください。お勉強の時間に間に合わない、ということがないようにしましょう。遅刻もしてはいけません。
2つ目は、「掃除」をいっしょいけんめいするということです。自分が使う教室や廊下をきれいにすると、とても気持ちよくなります。お友だちと力を合わせてがんばってください。
3つ目は、大きな声で元気よく「あいさつ」「お返事」をするということです。「おはようございます」「こんにちは」、名前を呼ばれたら「はい」と、気持ちのよいあいさつ、お返事をがんばってください。
この3つが、校長先生が今日からみなさんにがんばってほしいことです。

 ここからは、お家の方やお客様にお話をするので、今の良い姿勢で少しがまんして待っていてください。
保護者の皆様、本日はお子様のご入学、誠におめでとうございます。今、私が子どもたちに話をしたのは、「時を守り、場を清め、礼を正す」。子どもたちに身に付けてほしい人としての行動規範です。このことは、友だちや周りの人を大切にすることにつながります。おとなりの庄内中学校と共通の目標でもあります。時間を大切にする、身の回りを整理整頓する、気持ちのよいあいさつをすることは、飯塚市が推進する「かしこく」「やさしく」「たくましい」子どもたちを育むうえでの土台として、とても大切なことだと考えます。
今日から6年間、大切なお子様をお預かりします。職員一丸となって、よりよい庄内小学校の子どもたちを育ててまいります。子どもたちが毎日元気に登校し、心身ともに健やかな成長を図るため、今後とも温かく見守っていただき、ご支援いただきますようお願い申し上げます。

1年生のみなさん、最後までよくがんばりましたね。もう立派な庄内小学校の1年生です。明日から元気で学校に来てください。

☆本年度の学校教育目標

 本年度の学校教育目標は、「未来を拓く力を身につけた「かしこく」「やさしく」「たくましい」子どもの育成」としています。かしこくは「知力」(学力)、やさしくは「心力」、たくましくは「体力」です。この3点から子どもたちを鍛えて、ほめて、大きく成長できるようにします。全職員で一丸となって協力してまいります。引き続き保護者のみなさまの御理解、御協力をよろしくお願いします。



2学期始業式あいさつ


庄内小学校のみなさん、おはようございます。2学期が始まりました。長い夏休みはどのように過ごしましたか。校長先生は、君たちの元気な姿をみることができて大変うれしく思います。1学期の終業式のときにお伝えした「生活のリズム」「命を大切に」「お手伝い」は実行できたでしょうか。命を大切については、今日皆さんとこのように会えたことで、守れたと確信しています。
さて、2学期は、1年の中で一番長い学期です。学習や運動、行事など取組が数多くあり、集中できる学期です。この2学期をより充実したものにしてもらうために、3つ「コロナ」「めあて」「感謝」をお願いします。
一つは、コロナ感染症対策です。皆さんの周りでも、十分な感染対策をしていても自分自身がコロナに罹ったり、おうちの人が罹ったりすることは、珍しいことではなくなりました。「Withコロナ」の時機になってきました。つまり、上手にコロナに付き合っていく時機になりました。しかし、みなさんがやるべきことは、「感染対策」と「罹った人への思いやり」はかわりません。マスク、手洗い、うがい、そして久しぶりに学校に出てきたお友達にはやさしいことばかけをしましょう。しかし、熱中症対策の観点から、運動時や屋外での登下校時はマスクをはずすということを知っておいてください。
2つは、2学期のめあての実行です。学習面、生活面の目標を決めたことでしょう。その目標達成のために、努力をしてください。庄内小学校の学校の教育目標には、「かしこく」「やさしく」「たくましい」子どもになってほしいという願いがあります。それを受けて、皆さんの学級では、1学期に学級目標を決めていると思います。教室の前や後ろの壁に貼ってある学級もあると思います。確認してみましょう。(時間をあげます。)
さて、みんなで決めた学級目標を達成するために、まず、一人ひとりが決めた2学期のめあて、学習面、生活面の実行をよろしくお願いします。
最後の3つは、感謝です。例えば、学校の緑や環境整備は、小畑先生、橋垣先生、先生方の調整や行事、教育課程、学習は、矢野教頭先生、主幹教諭の井上先生、野畠先生、給食は、杉山先生と調理員さん、図書室は、嶋田先生。ケガの治療は扇先生。皆さんの過ごす教室や廊下の環境は、担任の先生方等で整えられています。そして、毎日、学校にきて楽しく、学べるのは、お友達のおかげもあります。うれしいことや素敵だなと思ったときには、素直に「ありがとう」を言うことができるとよいですね。
では、2学期が充実したものになるように皆で頑張りましょう。
以上で、校長先生の話を終わります。