校長あいさつ

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令和2年度は「てつがく的思考」と「凡事徹底」



飯塚市立飯塚第一中学校
校長 吉田 浩昭

本年度より二瀬中学校から異動してきました校長の吉田浩昭です。どうぞよろしくお願いいたします。


新型コロナウィルス感染を拡大防止するために学校も非常に混乱した状況が続いていますが、そのような中でも、いえそんな中だからこそ学校として重点を絞った教育を行わなければならないと考えます。 

これまで本校は県の指定等を受け、知識構成型ジグソー法を手立てとした生徒の思考力の育成に力を注いできました。本年度からは、その育成してきた思考力を生徒の未来のために生かしていこうとキャリア教育に舵を切ります。具体的には「てつがく的思考」の育成を図ります。この言葉を聞き、「?」が頭に浮かぶ方も多いと思いますが、本校では、「てつがく的思考」を「正解のない問いに対し、自問自答し、他者と話し合いながら、社会との関わりを意識した最適な解を導き出す考え」と捉えています。この思考は変化が激しく、未知なる課題が待ち受けている未来の社会において非常に重要な資質・能力と考えます。 

そこで、本校では「てつがく的思考」のために必要な力を「チームワーク」「主体的行動」「計画立案・実行・評価・改善」「将来設計・選択」する力と設定し、これらの力を教育課課程全体で育成していきます。また、認知的な側面から「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」を教科の授業によってつけていきます。もう1つの特色は総合的な学習の時間です。体験学習を通して「しあわせとは何か」をメインに1年生で「たのしい」2年生で「うつくしい」3年生で「いきる」とは何かについて考える学習を行います。また、この総合的な学習の時間に必要な知識や思考、態度を育成するために教科、道徳、学活とつながりを持った教科横断的学習を展開していきます。

さらには、これらの資質・能力の基盤づくりとして当たり前のことを徹底して継続する「凡事徹底」に力を入れ、心の教育を行います。どんなに生徒のためになる教育を行っても生徒の心が乱れていては生徒の中に入りません。つまり教育的効果は望めません。凡事、具体的には「挨拶を大きな声で行う」「靴をそろえる」「整理整頓する」といった当たり前のことを毎日毎日徹底して行えば、心 が整います。
心が整えば、スポンジが水を吸うように物事を吸収することができます。そして意欲や向上心が高まります。このような考えから「凡事徹底」によって「学び」ための素地をつくります。 
加えて、現在の世界が直面している危機を乗り越えるためには、国や自治体からの要請だけでなく危険を回避するために「何をしたらよいのか」「どうしたらよいのか」を一人ひとりが心を落ち着かせて考え、行動することが求められています。このことを考えると本校が育成しようとする力は生徒の遠い未来だけではなく、すぐ近くの未来に必要な力ではないかと考え、「てつがく的思考」の育成と「凡事徹底」を行うことに強い意欲と使命感を感じます。 


保護者・地域の皆様には、以上の本校教育をご理解いただき、一中生徒の未来のためにご協力いただきますようお願いいたします。


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