校長あいさつ

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 八木山小学校のHPをご覧のみなさん、こんにちは。本年度、本校校長として赴任いたしました髙見淳子です。平成30年までの6年間にも、主幹教諭として本校に勤務していたため、懐かしい場所に戻れたことを大変嬉しく思っています。

 さて、八木山小学校は、飯塚市と篠栗町を結ぶ国道201号線、八木山峠の中間にある、児童数13名(5月現在)の小さな小さな学校です。そして、他校にはない、野鳥観察の授業や相撲大会、獅子舞など、たくさんの体験活動を行うことができる、唯一無二の魅力ある学校です。令和2年度に、6年制となって100周年を迎えました。以下、それまでの歩みについて、少し触れさせていただきます。

 八木山小学校で、全学年児童が在籍したのは大正10年からで、翌年11年3月に、第1回目の6年生が卒業式を迎えました。その年から数えると、令和2年度に100周年となりました。しかし新型コロナウィルスの感染状況から、式典等の延期を余儀なくされ、令和3年度に行うこととなりました。
 それまで、6回の「百周年実行委員会」と、「第14回同窓会役員会」により、記念誌編纂も含めて歩みを進め、令和3年10月10日(日)に、飯塚市教育委員会教育長様をはじめ、多くのご来賓をお迎えし、盛大に開催することができました。
 また、令和4年度には、創立150周年を迎える、歴史ある学校です。

 では、本校の教育活動について紹介します。

本校の教育目標は、

「思いやりの心を持ち、見通しを立てて、自ら考え、表現する、未来を拓くたくましい八木山っ子の育成」

としています。また、目指す児童像は、

や:やる気を持ち、基礎基本の力を身に付ける子ども
き:気持ちを整理し、考え判断し表現する子ども
山:山を愛し、自律心と思いやりがあり、学びを生活に生かす子ども

としています。

=縦割り班活動=
 本校は、小規模校の良さを生かして、全校児童を2つの縦割りの班に分けた異年齢集団による教育活動を行っています。野外での行事や集会などでは、高学年の児童が積極的に低学年の児童に関わり、お世話をしています。

=コミュニティ・スクール=
 八木山地区の住民の皆様からの支援を受けて、運動会(住民参加)・八木山ふれあいフェスタ(もちつき)・相撲大会八木山場所・うるち米作りなどの行事を住民の皆様と一緒に行っています。令和2・3年度は、平日開催の給食運動会ではありましたが、消防団の皆様に万国旗を飾っていただいたり、八木山地区の老人会の方々にも参会していただいたりして、やきやまっ子の笑顔あふれる運動会になりました。さらに、12月には、2年ぶりの八木山フェスタ(①老人会との門松作り、②学校田のうるち米を使った飯盒炊飯、③持ち帰り用の鏡餅の餅つき大会)を開催することもできました。地域の皆様、保護者の皆様ありがとうございました。

=たくさんのゲストティーチャー=
 少人数の子どもたちには、たくさんの人との触れ合いをさせたいと考えています。本校には、年間を通じてたくさんのゲストティーチャーが来校されます。主なものでは、習字(書家来校:毎月)・横笛(名取来校:毎月)・クラブ活動のバウンドテニスと茶道(年8回)・獅子舞(獅子舞保存会:コスモスコモン等でお披露目)・相撲(魁誠高校の相撲部)・田植え・稲刈り(老人会)などです。活動の様子は、テレビや新聞のローカルコーナーにて紹介されることがありますので、よかったらご覧ください。

=緑の少年団活動=
 昭和55年から緑の少年団の活動に42年間取り組み、春・冬の野鳥観察会、学校田でのもち米作りなどを行っています。学年が進むにつれ、鳥の声だけで名前を判別することができるようになります。田植えも、泥んこになりながら、小さな手で手植えをしていきます。このように、八木山の自然を生かした体験学習や、八木山地区の伝統・文化の継承などの郷土学習にも積極的に取り組んでいます。

☆八木山小学校は、市内どこからでも入学・転入ができます☆
 平成13年度から飯塚市の校区拡大事業の指定校として、八木山地区以外の市内から児童を受け入れてきました。(令和3年度3月までの卒業生は、41名です。)現在は、特認校制度により、八木山地区以外12名の児童が在籍しています。
 ※路線バスはありませんが、スクールバス(飯塚鎮西校・蓮台寺・大日寺発)があるので、通学可能!
 ※下校時は「乗合予約タクシー」で、上記の3か所に送ります!(もちろん無料です)
 ※飯塚鎮西校の児童クラブにも入所できます!。

 自然豊かな八木山小学校で、八木山の伝統や文化を学びながら、心と体を鍛えませんか?お問い合わせをお待ちしています!
 なお、活動の様子は、八木山小学校のインスタグラムでも見ることができます