研究発表

research presentation

令和3年度 主題研究

1 研修に対する基本方針

○研究主題に沿った仮説検証型の授業研究を進め,自分の考えを表現することのできる児童を育てる。
○児童の実態をふまえ、「学力の向上」「授業力の向上」に資するための研修を行う。
○目指す教師(たくましい教師・かしこい教師・たすけあう教師)としての「資質・能力向上」に資するための一般研修を行う。

2 研究主題

「自分の考えを表現することのできる児童の育成」
~ 様々な思考場面の設定の工夫を通して ~

3 令和3年度 研究の方法と組織について

(1)授業研修について

 ・指導案作成、教材作成等、授業研究の準備は部を中心に行い、互いに研修を深める。

 ・全研の事前研修を研究推進委員会+授業者で行う。(その後、職員全体で研修を行う)

 ・各部の代表者が公開授業を行う。(全体研修3回)

 ・部研は全研以外の学級が行う。

 ・研修日に各部会で場面設定や指導案の検討を行い、公開授業2日前までに指導案と資料を配付する。

 ・各部会で、学習指導要領解説書・指導案・教科書のコピーなどを準備する。

 ・本時で観察者は各自観察シートに記録をし、事後研の資料とする。

 ・本時の写真撮影と記録、事後研の司会は「かしこい子部」で行う。(全研)

 ・部研についても事後研を行うこととする。(出来る限り、校内研修担当も参加する)


(2)理論研修について

 ・研究主題について共通理解を図るため、研修の機会を設ける。


(3)研究の検証について

 ・A4サイズ1枚のレポートに、本時授業における授業設計の3つの着眼

  ①児童が考えたくなる問題の設定の有効性について

  ②比較・検討する場面等の設定の有効性について

  ③考えを書く場の設定の有効性についてそれぞれ成果と課題をまとめる。


 ・各部で、事後研のまとめを作成する。

 ・アンケート調査による検証を行う。


(4)その他

 ・必要に応じて臨時の学力向上委員会、研究推進委員会を行う。

 ・行事の関係から研修予定日を変更する場合がある。

 ・指導案は、全部会共通の形式で作成する。

 ※そして、指導案には授業設計の着眼として以下の3点を必ず示す。

 ①児童が考えたくなる問題の設定(導入、題材の工夫など)

 ②比較・検討する場面等の設定(学習形態の工夫、資料の精選、ICT機器の活用などの手立て)

 ③考えを書く場の設定

4 一般研修

 (ア)体力向上・・・たくましい子部

 (イ)人権・同和教育・・・たすけあう子部

 (ウ)特別支援教育・・・たすけあう子部

 (エ)学力向上・・・かしこい子部

 (オ)その他

    ・各課題担当者(部)が計画し行う。または、外部講師の招聘を行う。

 (カ)外部で研修したことの還流・・・レポート等でも可

5 その他の研修

 (ア)異学年合同授業・・・体育科・学校行事・児童活動等に応じての学習を合同で行う。

 (イ)新採者のための師範授業・・・新採者の授業力向上のために行う。

6 研修の推進

 (ア)学力向上委員会・・・月1回程度、学力向上の取り組みや研修の進め方について原案を検討し、打ち合わせを行う。

    構成員・・・校長・教頭・教務・研修担当・学力向上コーディネーター・指導方法工夫改善教員

 (イ)かしこい子部・・・研修予定や行事の確認を行い、準備や役割分担をする。取り組みの反省をし、次の取り組みに活かす。

これまでの主題研究の取り組み

平成 19 年度~平成 21 年度

研究主題
『一人一人の思考力を高める国語科指導のあり方 ―根拠を明確にした読解とその交流活動を通して―』

平成 22 年度~平成 24 年度

研究主題
『思考力・判断力・表現力の育成をめざして ―言語活動を位置づけた学習指導のあり方―』

平成 25 年度~平成 27年度

研究主題「思考力・判断力・表現力の育成をめざして」

平成 28 年度~平成 29年度

研究主題「確かな数学的な考え方を身につけた子どもの育成」

平成 30年度~令和2年度

研究主題「思考力・判断力・表現力を高める学習指導の工夫」